まいど嫁さんとの会話。
■夕飯?のカレーを食べている時に
ワシ「そういえば尖閣の投稿者が、判明したらしいね」
嫁 「朝、ネカフェがってやってたけど、もうつかまったの?」
ワシ「自首みたいだね」
嫁 「でも、君たちみたいな人種が本気でやれば捜査困難状態にでもできたんでしょ」
ワシ「まあ痕跡0は無理だろうけど、難しくはできるだろうね。でも・・・」
ワシ「この事件ってスタンド・アローン・コンプレックスを引き起こすんじゃね?」
ということで、この日記を書きたくなった。
■一応立ち位置のお話
・taisaは一応IT系ベンダーの自治体系SEというかPMである。よって政治ネタは基本チェックする。
・漫画・アニメ・ゲームは大好物である嫁もベクトルの違うオタなので、相互の許容している。
・両方とも攻殻はお気に入り
■まずは論点の整理:尖閣ビデオ流出問題について
アクター1:中国 資源、漁業等の利権などもあり今回の件では相当強気。
良い悪いを言うのは立場や視点の問題であるので避ける。
世界貿易の通念上のありえないとされていた、レアアース禁輸問題などあるが今回は論点としない。
アクター2:日本政府 主に政権与党
もともといろんな突っ込みたいが論点にしない。
尖閣諸島問題が発生したことで非公開、編集(6分)での限定公開。衝突当事者(船長)の釈放判断を地方検察の判断と押し付けたことなど、
やはり突っ込みたいが論点にしない。
アクター3:マスコミ
まあ、うん。
アクター4:sengoku38
今回の論点は「sengoku38」という存在。
本来秘密情報と言われている尖閣ビデオをYoutubeに放流。
アクター5:11月10日自首した海保職員
アクター4と同一人物か不明であるためあえて分ける。
アクター6:taisaの視点(一般人)
アクター6をあえて国民と書かないのは、自分が国民の総意とおもっていないからである。
ネットの住人の意見はエテシテ極端になる。社怪人として普通に生きたとしても
いまこの時の自分は、ITベンダーの社員でなく、愛する息子のパパでもなく、
taisaという1ネットユーザーでしかないため。
アクター7:その他(ネットやマスメディアにでてくる情報など)
■アクター4のリアルにおける問題点
彼(一応性別不明であるが、彼とする)の思想については、わからない。
「海保という国を守る立場にあり、周辺諸国の領海侵犯などから国・国益をまもる。しかし政府はなにをやっているのか!」
という所謂、義憤に駆られたのか?
「いま政権与党がグタグタだ。この動画で、倒閣ひいては政権交代の種になる」
という政治信条に立った行動なのか?
「この動画、投稿するとおもしろいことになるんじゃないか?」
という愉快犯的思想なのか?
正直わからない。
彼のアカウントはすでに削除され、語る口を失っている。
しかし、いわゆる秘密情報を公開したという、情報漏洩という犯罪の可能性という
事実と、また、この動画によって多くの人に影響を与えたという事実だ。
※私が犯罪の可能性と明記したのは、最高裁は1977年の判例で「①一般人が知らない②秘密として保護するべき」
と守秘義務の範囲を明確にしている。
今回②については政府としての判断にかかわる箇所であるため該当するかもしれないが、①については
「国民の知る権利の観点から、公務員の守秘義務の範囲が安易にひろがらないようにした」
「今回は流出前から、海上保安庁が船長逮捕の会見で衝突の経過を詳細に説明し、衆院でもビデオが限定公開されて議員がその内容を記者に説明しており、一般人が知らない情報とは言えないのではないか」
という観点で微妙であるため「可能性」と明記した。
→ソース 読売新聞11月10日
ただし、これが民間企業であれば情報漏洩として社内的に処罰される。
そのぐらいギリギリのラインである。
■アクター5(自首した人)の行動とアクター7(その他)やアクター3(マスメディア)のポイント
記者「なぜ告白をしたのか?」
Sengoku38とされる海上保安官
「この映像は一般の国民の誰もが見る権利のあるものだ」
一部理性じかが機密でないものを機密として扱うのはどうかと考えた」
記者「どうやって映像にアクセスできたのか?」
Sengoku38とされる海上保安官
「海上保安官であればいつでも見られる情報だった。機密という形ではなかった」
Sengoku38とされる海上保安官
「職を失うのは覚悟している。家族はいるが…」 ※涙を見せる。
※sengoku38が読売テレビの山川記者に語ったらしい
このセリフはアクター4(sengoku38)という偶像に、義憤に駆られた英雄という性格付けを与えた。
この時点で、彼がアクター4と同一人物であるかは別として、
この性格付けにより、尖閣ビデオは「英雄により拡散された告発」という性格になった。
嫁「海保とかには、まだこんなに国家のためを思って行動できる人がいたのだね」
この言葉が物語っている。
■スタンドアローンコンプレックスと感じる行動
この言葉は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』からきている。
アクター1(中国側)やアクター2(政府および政権与党)という存在に対する不満。
アクター5(自首した人)およびアクター3(マスメディア)によって英雄となったアクター3(sengoku38)は、
アクター6(taisaなどネット住民)やアクター7(その他一般国民)によって架空の犯人像を誇張されるとことなり、
sengoku38の行動を模倣する人を量産すると考えられる。
たとえば、数ヵ月後 内部告発者が、政府の秘密情報を発表したとする。
その時の情報化社会における情報の伝播や思想の拡散を考えれば、あらたな架空の英雄として
受け入れられる可能性さえある。sengoku38という行動があるため、受け入れる許容ができてしまうのだ。
すでに性格付けがされている。
そこが「事実かどうか」ではなく、「どう思われているのか」という架空の犯人像がポイントとなる。
英雄とは、模倣されるものである。
そして模倣者を媒介として、新たな模倣者を生みだすのが、ネットと言う情報化社会の側面である。
■考えと言い分け
私自信、一部とはいえ自治体の秘密情報にアクセスする権限を持つ人間として、各種守秘義務によって制限されている。
そんな社怪人的立場にすれば「犯罪」または「犯罪に近い行為」であり「国家の情報管理の崩壊を感じさせる問題」であり、許されることではない。
しかし、感覚論として「よくぞ公開してくれた」という意見ももっている。
今回の問題に対しては、各所からでてくる情報を複数眺めて大いに疑問があった。
それは自分が民主党政権自体をあまり快くおもっていないというバイアスは抜きにして、「おかしい」と感じていたからだろう。
こんな文章を書くと、「相当中国も嫌いなんだろ」と言われるとおもうが、
私個人にも中国人の友人や台湾在住の知り合いもいる。(このサイトをきっと見るとおもう)
中国の歴史や遺産・文化も好きである。
重要なビジネスパートナーでもある。
ただ現在の社会体制や、いわゆる中華思想については疑問を感じる。
しかし国、協力もすれば対立もする。それは国益の世界である。
ある商談では手を握り、またある商談では激しく戦う。企業間と何ら変わらない。
だから今回は日本人であるtaisaとしての意見を書いた。
■オチ
ワシ「これは、ブログに書くしかない。スタンドアローンコンプレックス的に模倣者になるな」
嫁 「捕まったら俺がsengoku38であるって言い張るの?」
ワシ「・・・・」
■さらにオチ
攻殻のOPでもリンクにはろうと、探していたら良いモノを発掘した!
ワシ「 パーフェクトだと囁くのよ私のゴーストが」